2008/03/07

トラ・トラ・トラム(その3)





しつこいけど、ついでにパリのトラム。

今年の年明けにパリをうろうろしてたときに乗りました。
あるなら乗ってやろうじゃんか。

T3という3番目にできた線が鉄子のお気に入り。
芝生の上をすいすい~。アムステルダムを彷彿とさせます。

このT3 は城壁を解体したあとに作った
環状道路ブルヴァール・デ・マレショーBoulevards des Maréchaux
の上に走っています。

この環状道路の内側にはもう一つ、トラム路線の候補として
あがっていたプティット・サンチュールligne de petite ceinture
(小さいベルトって意味。最後の図の紫の線)という
ブールヴァールがまだ城壁だった頃に作られた
内側を走る環状線があるのです。今は放置プレー。

なぜこっちにこのT3 が走らなかったか。
話によると、このプティット・サンチュールの上に
将来鉄道を走らせたいが故に、鉄道会社が反対した。

もうひとつは現在使用している環状道路に
トラムを走らせると、当然車はすいすい通れなくなる。
意図的に車を使うことを不便にして
トラムを使わせる、という手段。

これはトラムを走らせる前から車線を3車線から
片道1車線に減らして、トラムの開通の賛同を得ようという
作戦なんだとか・・・。

なんかすごーくパリっぽい。。。

いやはや、しかしパリってのは
ものすごく人口密度の高いところらしいのです。
確かに、フランスの人口の半分がパリ(郊外を含め)に
住んでるんですね。その上外人も多い。

でも絶対ギャラリー・ラファイエットの前と
伊勢丹の前を比べたら伊勢丹の方が断然窒息するw

この車両も大してかっこよくないんだけど
走ってる場所が結構郊外で
新しい建物がごーんごーんて建っているところも
走るのでそんなに違和感はありません。

次はどこのトラムに乗ろうかな。