2007/11/09
2007/11/08
熱海@イタリア
モンテカティーニ・テルメという小さな町に行きました。
フィレンツェから電車で小一時間。
ヨーロッパでは屈指のヴァカンス+温泉地です。テルメというのがイタリア語で温泉のことです。
ヨーロッパでは屈指のヴァカンス+温泉地です。テルメというのがイタリア語で温泉のことです。
古代ローマの遺跡に行くと、なんとかテルメ、ていうのがいっぱいあります。
カラカラ浴場とか、そういうのもテルメです。
今はシーズンオフなこともあって人はまばら。
今はシーズンオフなこともあって人はまばら。
ホテルって歴史的財産を引き継いでいるひとつの都市機能ですがここまでホテルだらけだと、街全体がヴァカンスのために存在しているかのようです。
ヴァカンス時期は人口2万人のこの町に、200万人が泊まれる数の宿泊施設が存在します。
ヴァカンス時期は人口2万人のこの町に、200万人が泊まれる数の宿泊施設が存在します。
すごいね。
実際、モンテカティーニ・テルメという町は起源は紀元前7世紀ですが1540年に初めて温泉ができて、
その後メディチ家のコジモ1世が乗っ取って、1700年代にはピエトロ・レオポルド大公によって街全体の整備が行われて、今ある温泉建築がだいたい全部できあがるのです。
こういった街全体がひとつの機能に集約していることがイタリアでは結構あります。
ヴェネツィアなんてこれの巨大バージョンかな、お祭りのための器と化している。
観光大国イタリアですが、それは今に始まった話ではないんですね。
もしくはヴァカンス地イタリア。
しかし、10月でだいたいどこも閉まってました・・・。
来年の夏のための下見さ! やー!
一箇所、テルトゥッチョという一番大きい温泉施設に潜入。
家具搬入の脇で物欲しげに見る捨てられた犬演出・・・というわけで入れてくれました。
誰も観光客はいないので、建物独り占め。
誰も観光客はいないので、建物独り占め。
こういうの、結構好きです。
どういう風に機能してるかは、見られないけど、建築家の言葉を借りると
「建築との対話」ですね、あーきも。
ガスペロ・マリア・パオレッティという建築家の作品です。
1779-1781建造。
借景!円形の噴水から少し離れたもう一箇所の温泉施設のロッジアが見えます。
すごく明快で、仕掛けがハッピーで、状態もきれいでした。
すごく明快で、仕掛けがハッピーで、状態もきれいでした。
ついでに、モンテカティーニ・テルメの駅、カッコイイ。
モダニズム・機能主義の建築家アンジョロ・マッツォーニ設計。
ヴェネツィアとかトレント、シエナとか、駅、結構作ってます。
フィレンツェ、ローマの駅もちょっと参加。
なるほど、だからイタリアの駅ってどこも統一感があるのか・・・なるほど。
この駅には住宅がひっついてます。
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