2009/11/06

体が先に知覚する

ゾウリムシは、脳がないのに危険を察知して逃げる。
はっ・・・!!

2009/04/25

移動のこと

移動が好き。自分で動くよりも、何か乗り物が自分を運んでくれる感覚がしっくりくる。だから車とか自転車とかじゃなくて(それも好きだけど)電車とか飛行機。電車の中で無意識に眠くなる反応と同じかな。でも眠くなるというよりその逆で、覚醒してしまうのだ。
一番集中して頭の働く時は移動しているときなんじゃないかと思う。電車の中で本を読んだり、これはみんな経験あることだろう。 修士論文なんか上野までの行き来で書いたと言っても過言じゃない。 どうしてあんなに電車の中だと集中できるのか。初めは満員電車の不快さから逃避するために別のことに意識を集中させた方がいいからだと思っていた。うーん、たぶんそれが始まりで、さらにいろんな人が行き来するあのアノニマスな感じが安心感を生んでいるんだろう。これはスタバとかで勉強がはかどるのと同じ心理だろう。誰にも干渉されていない、けれど独りじゃない。
そういった究極の甘えがそこにはある。
それからひとつのことに集中するときに、他の多数が均質に流れていると、流される拠り所が掴めない。映画のエンドタイトルみたいな感じ。結局最後に監督の名前くらいしか見てない。 私はそれはそれはレイジーなので、他に誘惑がちらつくともうそっちに気がいってしまって、映画の予告編なんかで感情移入してしまって、本編にすぐには集中できない。
とにもかくにもあまりに電車の中で集中できるので、もう一日中乗っててやろうかと思って実際にやったこともある。でもこれが不思議とうまくいかない。これに気づいたときはものすごくガッカリした。せっかく集中できる場所を見つけたと思ったのに。そうは問屋が卸さない。 きっと理由はその移動に必然性がないから。そうすると図書館で勉強しているのと同じことになってしまうらしい、どうやら。
なのでますます必然性のある移動時間が貴重になる。おかげで移動はぎゅうぎゅう満員じゃなければそんなに苦痛じゃない。以前に移動性と意識の向かう方向についての文章を書いたけれど、そのときは移動し続けることで意識は深まるのか、という疑問を抱いたのだけれど、意外と移動してる時の方が意識は深まっているではないか。 うーん、じゃ移動しない時の意識の深まりかたとの違いは何か。これはまた次回考えよう。

おひさしぶりです

アメリカに来ました。前回フィレンツェの散歩日記を書いてから なんと一年たってしまいました。はやいものです。
さて、そろそろNomadicな生活をやめたいと思っているものの、
なかなかやめられない(笑)
しかし、カイタは一体どこにいるんだ?という疑問をみなさんに抱かせてしまっているので、
これからはあんまり土地とは関係ない話をしたいと思います(そういうことじゃない気がするけど)。
でもおそらく土地から離れた普遍概念など私がもてるはずもないので
どうやっても住んでる土地から思うことしか書けません。
が、あそこの角を曲がったパン屋がおいしい、みたいな
ローカルネタで盛り上がるのをやめよう、という心意気です。
なので改タイトル。プラスハピネス☆
よろぴこ◎

2008/04/25

春のフィレンツェ

























はものすごく美しい。
トスカーナ地方の家々は、だいたい薄黄色の壁をしています。
春の新緑のためにこの色にしたに違いない、と思ってしまう。
冬のトスカーナはいまいち美しいとは言えないかもしれません。

雪もあんまり似合わないし、第一あんまり降らない。そのわりには寒い。極寒。
春はもう緑が至るところにあって、藤の花が満開。

人々は外に出てくるようになって(冬は文字通り冬眠w)
カフェの外の席なんてもう楽しくってしょうがない、て感じです。

なのでへたっぴながら写真をとりに散歩。

嵐の後のお天気。気持ちいい~。アルノ川は水かさが増してそれはそれでなんだか絵画的。

2008/04/02

建築現場@フィレンツェ

今日、フィレンツェの近くのエンポリというまちにある設計事務所が持っている 小さなプロジェクトの現場に連行してきました。 1900年代初期のパラッツォの改装。5つにわけて賃貸アパートにするのだとか。 レンガ造。 ふさがっていた屋根裏に穴あけてバルコニーをつくる計画。 計画自体は至って普通だけど構造とかもともとのつくりとか ものめずらしいが故に、かなりおもろかったです。 レンガもかなり進歩しているもよう。 軽くて強いのとか、後でモルタル塗りやすいようにだとか。。。 うーん、でも昔のレンガの方が情緒的なのは否めないけれど。 1900年といえばイタリアではかなり新しい方です。 もっと古い中心地にあるのは石造りです。 農村とかはレンガ造もあります。 このおうちも19世紀の都市計画の大改造の時につくられたエリアです。 住むにはこのくらいの新しさの方が便利ですけどねぇ。。。光も入るし。てちょっと本音。 今住んでるアパートは1500年代。 インテリアは改装してるけど暗いのは避けられない。 しかし、日本でレンガ造の施工現場は見たことないのですが 所々割れてたりしたんですが…これってイタリアだから??だよね。 まあ、ずれてるのは見なかったことにして。 地震がないってステキ。 そんなイタリアにも3月初めに地震があったとか。