2007/10/21

市壁跡地





12番のバスに乗って、フィレンツェの市壁跡地沿いをゆく。

フィレンツェの市壁(最終市壁)はもうほとんどないです、が星形の壁の角に位置するところにあった
城門はモニュメンタル化して残っております。
この手法は完全にパリの真似なんだけどね。

■ローマ門 Porta Romana 
フィレンツェの市壁の一番南にある城門。ローマに通づる、だからローマ門。わかりやすいですね。
1326年建造。

■サン・ニコロ門 Porta S. Niccolò

1324年建造。都市改造後、城門の周辺は広場化(Piazza Giuseppe Poggi)された。

19世紀の都市改造の際に小高い丘につくられた

建築家ジュゼッペ・ポッジによるミケランジェロ広場に繋がっている。


■クローチェ門 Porta alla Croce

1284年建造。ベッカリア広場の中心。

パリのエトワール広場を模したという図版が残っている・・・が。

この広場は完全なロータリーじゃなくてYの字に貫通してます。


■サン・ガッロ門 Porta S. Gallo
1285年建造。フィレンツェの市壁の最北、自由広場に位置する門。

その後ろに1700年代にフランス人建築家によってつくられた凱旋門が並ぶ。

その二つのアーチとそこから中心地に伸びている通りの軸線がずれてるんだけどなんでだろう・・・?


他にももうちょっとあります。



城門のモニュメンタル化といってもその門の種類によって
モニュメンタル化の方法を変えてもよかったんじゃないか、と思ってしまいます。

2007/10/05

大学潜入

やっとこさ大学に潜入しました。 フィレンツェ大学には建築学部(facoltà)があって、 その中でさらに5つくらの学科(departimento)にわかれています。 今、論文でやろうとしているのは都市計画史なのですが 興味としてはやっぱり今、何が行われているか、にある。 今日、専門の授業に潜入してきました。 が、都市計画の理論についての授業で最終的に小論文を書く、みたいな授業で さすがに難しすぎたw でもやはりこちらでもパトリック・ゲデス、エベネザー・ハワード、ルイス・マンフォードが基礎になってるみたいです。 あー、日本語訳の本を送らねば・・・。