どうやら「遊牧民」と英語のnomadは少々意味が違うらしい。
遊「牧」というからにはやはり牧草を求めて馬やら牛やらといった家畜をつれてふらふらしなければならない。それが生業であるのだ。英語のnomadには、それプラスジプシーの意味もある。放浪者、流浪人てとこか。
はっ。ということは私はジプシーに近いのでは!あれは共食いだったのか!
それはさておき、遊牧民が歴史的に大きい影響を与えたことといえば
騎馬技術を獲得したことにある。軍事で役に立ったんだね。
遊牧民の特徴。
1. 一箇所に定住することなく、居住地を変えながら生活する
ただあてもなく放浪するのではなくて一年を通して巡回する。
拡大家族単位で占有地を持っているのが普通。冬には集団生活をして寒さをしのぐこともある。
2. 交易活動を盛んに行う
ミルク・毛皮・肉類は容易に手にはいるが、穀物・工芸品を手に入れるのは困難なため岩塩や毛皮といった遠隔地交易品をキャラバンを通して売買し、生計を立てる。
ふむ。
一年を通して巡回、てのがポイント。現代の遊牧民は冬の休みはないが。
珍しいものを売りつけるのも今も昔も変わらず。
興味深いのはコレ
中央ユーラシア遊牧民の文化的特徴
1. 徹底した実力主義
2. 人命(人材)の尊重
3. 非完結の社会
定住する人たちともうまくやってかないといけないから自分たちの社会では完結できないということ。 領域内に農耕都市を抱える。
4. あり様がそのまま武力に直結している
結構かしこい生き方ですね。やっぱり遊牧魂あなどるなかれ。
現代の遊牧民もはっきりいってものすごく当てはまる気がします。
その分析についてはまた次回。
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