カルロ・スカルパ傾倒者のことをこう呼ぶらしい。
女はスカルピーナ、男だったらスカルピーノ。
~イーノってのはちっちゃいなんとか、って意味です。
なんか、響き的に、スカルパの1/10サイズの小人みたいじゃないですか、足下とかをうろちょろしてる。
というわけで、スカルピーナ、ブジナーロ邸に行ってきました。
といっても建築見学ツアーとかでもなんでもなく、
スカルパの息子、トビアとブジナーロさんの奥さんと息子たちの昼食会になんでかしらんが同席。
け・ふぁんたすてぃこー。
しかもブジナーロ家はちゃんとしたおうちなのでみんな文化人でノービレ。
葉巻を吸う姿が似合うったら。
ほら、ちっこい日本人が来たから一瞬にしておもちゃと化す。
甘いもの食べさせたり、ワイン飲ませたり、ついには葉巻を吸わせたくってしょうがない。
息子トビアも73歳って言ってたかな?
もうおじいちゃんの年なので私なんか孫みたいなもんです。
本人もデザイナーであるとは言え、
カルロ・スカルパの息子としての人生はそう簡単ではなかっただろう。
それを超えてのあの人間性。
もう建築的センスがあるとかないとかじゃないです。
きっとそういうことを見に、はるばるイタリアまで来たんだろうな。
言っていることが全部わかったら、とこのときほど思ったことはなかった。
(まあ、わかんなくてよかったことの方が多いけどw)
写真1)突然入り口の寸法を測り出す。でもやたら楽しそう。
写真2)ブジナーロ邸正面
写真3)キッチン
そして写真の勉強をもっとしてればよかった、とこのときほど思ったことはなかった。。。